自分のパソコンで何百時間も掛けて画像処理:色調整をした後は、写真屋さんにデーターを持って行き、フロンティアという写真を焼く機械で写真にプリントしてもらいますです。

もちろん、せっかく自信を持って追い込んで作ったデーターですから、そのままの色で焼き上げてもらいたい物です。
その為、写真プリントにしてもらう時には、フロンティアの自動補正を完全にオフにしてもらっておりますです。
こうすることによりまして、作っていったデーター通りの色で、写真プリントが出来上がることになりますです。

しかしながら、これがまたまたすんなりと行ってはくれないのです。
補正を完全にオフに致しましても、フロンティアが持っている中心点(ゼロ点)の色が勝手に変化してしまっておりまして、データー通りの色にならないのです。

これを証明するのは、非常に簡単でございますです。
ある画像データーをお店に持って行き、完全無補正で写真プリントにしてもらいますです。
そして、2~3日後に、全く同じデーターを同じお店に持って行き、またまた完全無補正で写真プリントにしてもらいますです。
そして、最初の写真プリントと比べるのです。
さて、どうでしたか。
結果は、同じ色になっていない。

この違いをなくすために、お客様思いの優秀かつ技術力のある信頼できるお店では、毎日基準データーを流し、実際に写真プリントして色の違いをチェック致しますです。
しかし、チェックして違いわかっていても、それを補正する能力がないところがほとんどのようです。
また、実際には、ペーパーが替わると発色傾向も変わるという特性があるのですが、その都度、テストプリントなどしていないようです。

最近ずっと、私が出しているラボでは色が安定しておりましたですが、この前の分から、どうしても色がおかしいのです。
たぶん、多くの人には、問題無しと思われるレベルかもしれませんです。
しかしながら、再プリントしてもらい、良いプリントの色を見れば、あぁ、こっちの方が絶対に良い、とわかるはずです。
当然、再プリントに出しているのですが・・・。

昨年、ラボの責任者の人と、大喧嘩してしまいましたです。
こんな色の物を私に出してくるなんて、プロのやる仕事じゃない。
全然違う色ってわかるから、データーを確認してみて下さい。(といって、カウンターにあるパソコンにCD-ROMをセットし、見比べさせましたです。)
最後には、社長が出てきて、焼き直しすると言うことで終了。
そして、焼き直ししたものを見比べて、ファーストプリントがいかにおかしな色であったかを、皆に認識してもらいましたです。

しかし、また繰り返しです。
何度も、何十回も同じことの繰り返し。
色は、必ずイエローグリーン系に片寄りますです。

マゼンダ傾向の発色に作っておりますほっぺ(人肌)の色が、黄色い土色というか生きていない顔色になってしまっているのです。
パッと見た瞬間、私は完全に違和感、気持ち悪いという感覚を覚えるのですが、常に多くの写真を流れ作業的に見ている人には、何の不都合もなく見えるのでしょうか。

今回もまた、焼き直しの連続です。
特に今回は、同じデーターをたまたま違う日に焼いたことにより、全く色合いが違ってしまっているという証拠も挙がっておりますです。

先日も、1,300枚くらい、やきなおししてもらったばかりなのに・・・。
例えば、最初の数枚を焼いて、チェックするとかした方が、ロスが無くなって良いと思うのだけれど・・・。
今回は、2Lや6P、そして6PWがほとんどダメです。
ラボでのファーストチェックを省いているが為に、結果として焼き直しにより、お店自体が大損をこいてしまいますですよ、高いプリントなんだから・・・。
あぁ、もったいない。

でも、私としても、一番大切な色に、妥協は出来ないのです・・・。




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