今日霧島山系の新燃岳がお昼ごろ噴火し、噴煙は夕方にかけて南から南西方向に流れました。
南西側 15km の所に鹿児島空港が位置しています。
ジェット機にとって火山灰は大敵で、エンジンに吸い込んでしまうと、全てのエンジンがほぼ同時に停止してしまう可能性が大です。
鹿児島空港はもともと桜島の噴煙の影響を受けやすく、噴火と噴煙方向の情報は常に航空会社によって把握されています。
桜島の降灰に慣れている地元の人でも、今回はビックリ‼️
北寄りの風で空港に霧島山の噴煙が運ばれたのですから!
もちろんパイロットの噴煙回避の方策や、万が一噴煙に入ってしまったり、全エンジン停止の場合の手順も訓練されています。
ただしこうなると空港にたどり着けない事もありうる緊急事態です。
この噴煙により、JAL、ANA、SKYを始め、各社の航空機は、
今日はお昼から最終便までほぼ全便が欠航する事となりました。
3月11日には空港の進入経路下にある鹿児島神宮で初午祭が開催されます。
この初午祭は鐘と太鼓に合わせて馬が足を跳ねて踊る事で知られています。
それに合わせて久々に帰省を予定していた人も多いと思われますが、噴火が続くと本当に飛行機は飛ぶのか、心はヤキモキかと察しております。
エンジンが何故停止してしまうかについてはまたの機会に述べます。