私が若いころ、先輩に連れて行ってもらったお店に
ニューミュンヘン
というビアホールがあった。
私が生まれ育った高知にもビアガーデンはあったが、広い空間で生ビールを中心に楽しむビアホールというのはこのお店が初めてであり、雰囲気もよく、なんといっても生ビールの美味しさは居酒屋なんかの物と一線を画していた。
ミュンヘンというくらいなのでドイツのビアホールがコンセプトになっているのであろう、制服というか衣装をまとった大勢の従業員がいて、目を合わせればこちらに来てくれて注文できるのはクオリティーを感じるサービスである。
ビールも、普通のビールや黒ビール、ハーフなビールもあり、大きなジョッキに入れて持ってきてくれる、一口飲めば笑顔になれる魅力的な味わいのビールである。
定番のから揚げは、いつの時代に口に入れても、期待した味わいがそこにあり、料理全般を控えめに表現すれば、何を食べても美味しくない物がないというのが正直なところだ。
なんやかんやで南大使館に限らずニューミュンヘンには年に何度かお世話になり続けて40年以上が過ぎた。
いつからこんなお店があるのだろうと、沿革を調べてみれば
昭和33年 ニューミュンヘン株式会社設立
昭和39年 神戸三宮に神戸大使館オープン
昭和41年 大阪曽根崎に北大使館オープン
昭和46年 大阪千日前に南大使館オープン
とか書かれていたので、会社自体は私が生まれる前からあるようだ。
たまに楽しみで行かせていただいているが、いつまでもこの店で美味しいビールが飲めるよう健康に注意して過ごしていきたいものである。
・・・おの・・・






