前回の記事から20日ほど経ったが、その後の父は、帯状疱疹の治療を行い、症状も安定してきたことから、再びこの家に帰ってきた。
病院では、帯状疱疹に加えて栄養失調の診断も出て、大量の薬も出たことから、以前のような緩い同居から、しっかりとした食事と薬の管理が求められ、幸い休みが多い中で推移したので、しっかり食事を作って一緒に食べて、薬もしっかり飲ませどうにかやっている。
ただ、困ったことに、食欲がないのか、いろいろ作ってもしっかり食べてくれる時もあれば、そうでないときもあって難しい。
好きなものを作ろうとして色々聞くのだが、
「わしは好き嫌いはないから、何でも食べる。」
と答えるものの、いろんなものが摂れるからと作った豚汁はとうとう手を付けなかった。
自信作の出汁巻きもほとんど手が付けられないものの、レタスやキャベツやキュウリなどにベーコンやウインナーを乗せたサラダは好きなようで結構真剣に食べてくれる。
餃子もまあまあ食べるが、レトルトのカレーなどはこれまた食べてる時の表情はさえない。
昨日はもつ鍋を食べたが、いいスープに仕上がって、父もスープをすするたびに
「おいしい。」
を連発してくれたのは嬉しかった。
なんか年寄りの世話というより、旦那さんの顔色を見ながら料理を作る、新婚の奥様のような気持になってしまうから面白い。
・・・おの・・・

