4月7日に出された新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は、16日に対象地域が全都道府県に拡大されて現在に至っているものの、いよいよ明日あたりに相当な地域で解消される見通しだ。
残念なことに近畿地方である、大阪や兵庫では解除はされない模様ではあるのだが、空気的には解除の方向性はより具体的なものと認識されるであろうから、緊急事態宣言に少々うんざりした近畿地方の人も華やいだ空気となりそうだ。
知り合いの店とか、子供の同級生の家なんかでも個人で飲食店を営まれている人もおられ、人の命より重いものはないとはいえ、突然収入零みたいな状態になった店も多く、どうしようもない状況だったのが少し先が見えて安堵感も生まれるのだろう。
大阪で生活し始めて結構な年月が経ったが、見たことがない静かな大阪の姿が続いており、なかなか座れなかった通勤電車も、隣に誰も座っていない状況で通勤出来たり、多くの人が歩いている道路もガラガラだったりと、定年前に貴重な体験をさせていただいた。
解除になって人が街を楽しみ始めれば、当然のことながらコロナの流行の第2波や第3波がきて当然なのかもしれないが、コロナの感染対策だけを慎重にやりすぎて多くの家庭に将来の不安を抱かせるのもいかがなものかと思っていた。
コロナの今日明日の脅威が減っているだけで、将来的な脅威は依然潜在的にあることを認識して、解除後も節度を保った生活をするようにして感染防止に努めたいものである。
2020年は、感染症的には歴史的な年になったのは間違いない。
・・・おの・・・

