先日、某人と原発の風評被害を受けた様々な商品が安く売られているという話になって、機会を見て分けてくれるということだったのだが、昨日その機会に恵まれて訳あり商品を譲っていただいた。

早速社宅に持って帰ってその商品を観察したところ、余りに豪快なパッケージに頭が痛くなってしまった。

細かい話はともかくその商品をご覧頂こう。











 ・・・











イメージ 1


ご覧のとおり一見するとごく普通のお米なのだが、コーションマークが張ってあったり、名前が
 かいびかえ
だったり、生産者が福島第一農協だったり、内容量が2ベクレルだったりとまるで禁制品の様相である。

この商品は風評被害によって出荷しにくくなった福島県の倉庫に保管していた22年産の米を、精米してこのパッケージに入れて販売しているようで、放射性物質の汚染は全くない商品なのに福島産であるので通常ルートでの販売が困難な状況の中の新たな販売方法のようだ。

品質に問題ないどころかしっかり美味しい例年なら人気のこしひかり100パーセントらしいが、今年はこのような事情で全然売れないので完全に逆転の発想からかこんなパッケージで売り出しているらしく、風評被害の商品を応援したい気持ちはあるものの、冗談にもほどがあると不謹慎に感じる人も少なくないはずである。

もし近所のスーパーにこの商品が売られていたら買うかと聞かれても少々複雑な心境だ。


 ・・・おの・・・