昔々、母が元気で私の子供がまだ長男だけだった時、この和歌山に来て古民家や古墳みたいなものを見学した思い出があり、また久々に行ってみたくなったものの、正確な名前は判らないし当時の写真は大阪の家なので行けないままとなっていた。

パナソニックの創業者である、松下幸之助の名前もあった施設であった気もするのだが、
 松下記念館、古民家
などで検索するも、なかなか思い出の施設をヒットすることが無かった。

行く事を諦めかけていたとある日に、パソコンを検索していると突如その懐かしい施設らしいキーワードがヒットした。

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その施設の名前は
 和歌山県立紀伊風土記の丘
で、開館が昭和47年(1971年)というのだから、私が末っ子より小さい頃に出来た歴史のある施設らしい。

和歌山市岩橋という郊外の標高150メートルほどの丘陵地にあって、広大な敷地全体に約400基の古墳群や復元した竪穴式住居、移築した江戸時代の古民家があり、それ以外に資料館や植物園などもあるという。

現在公立の施設として運営されているらしいが、そもそもは和歌山出身の実業家松下幸之助の寄付により建てられた和歌山の誇る大型の施設である。




資料館や植物園もいいが、私的に興味深かったのは古墳そのものより約400の古墳を見ながら歩ける、かなりのアップダウンのある遊歩道と古民家である。

あまり運動する事を意識しなくても古墳を順番に見るだけで相当の運動量を緑に囲まれた景色を見ながら消費できるし、また古民家に入った瞬間懐かしい昔の家の香りも味わえて、結構暑い日であったにもかかわらず風の抜けやすい古民家の構造からか、意外に室内はエコな涼しさを保っていて昼寝をしたら気持が良さそうだ。




遊歩道や古民家などだけなら無料だし、資料館もバス代ほどの料金で楽しめるのがさすが公立の施設といったところだろう。

おそらく18年ぶりの訪問であったが懐かしい一時となった。


 ・・・おの・・・