原子力事故の深刻さで最悪の「レベル7」と評価された東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性ヨウ素は1号機が原子炉と燃料プールをあわせて1800京(けい)ベクレル、2号機と3号機はそれぞれ3200京ベクレル、4号機が420兆ベクレルなどとなり、1号機から6号機まで合わせて8100京ベクレルと推定されるという。
こんなニュースが数日前テレビで流れたが、ギガとかテラなんていう単位であれば、なんだか実感も湧かないものの、通常使う単位としては相当に大きな単位である億の1万倍の兆の更に1万倍なんていう凄い単位なのに驚かされる。
通常使うケースで考えれば、保険の契約なんかの時に億の単位を使うし、国家予算なんかを語れば兆を使ったりするのだが、京なんて単位を使ったのは初めてではないだろうか。

この数字の単位として、京をから上に
垓(がい)、秭(し)、穰(じょう)、溝(こう)、澗(かん)、正(せい)、載(さい)、極(ごく)
恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)
があり、最大の単位は
無量大数(むりょうたいすう)
という。
私が子供のころからこんな単位を見たことがあり、使いもしないような莫大の数字の単位をしっかり決めた日本人の几帳面さには驚かされる。
とうとう使われ始めた京という単位、更に世の中が進めば垓(がい)なんていうのも使われたりするのだろうか。
・・・おの・・・