福島県いわき市の避難所で、病院から避難してきた高齢者を含む入院患者14人が死亡したというニュースが流れた。
詳しく読めば、今月14日に県内の病院から128人の入院患者が、避難所になっているいわき市の県立高校に避難しようとしたものの、2人は避難所に向かうバスの中で、12人が高校の避難生活中に死亡したとのこと。
死因についてはまだ判明していないものの、亡くなった14人はほとんどが高齢者で、寝たきりの人も含まれ、別の病院に移るために一時的に避難所で待機する予定だった人たちであった。
同高校には医師を含む4人の医療スタッフがいたのだが、医療機器は最低限しかったため充分な治療行為が出来ず、寒い避難所生活の中で急激に体力を消耗したものと思われる。
それにしたって、避難所に移動中に亡くなってしまうとは、被災地での生活が高齢者達の体力では相当に厳しい状況であることが想像でき、可能な限り速やかに最低限の快適さを被災者の方々に提供していただきたい。

一方、一刻も早い冷却が待たれる福島第一原発に警視庁機動隊の高性能放水車が到着し、間もなく放水活動を開始するとの報道がある。
東電職員の必死の活動にもかかわらず、じわじわ温度が上がっていって最悪の状況へのカウントダウンにも感じられる状況の中、起死回生の冷却効果が期待されている。
福島のためにも日本のためにも、どうにかこれ以上の状況悪化への歯止めとなって欲しいものだ。
・・・おの・・・