国内最高の時速300キロを誇る東北新幹線の
はやぶさ
が今月5日に導入され、これまでのはやてが3時間20分かかっていた東京新青森間が3時間10分で結ばれる。
はやぶさ
が今月5日に導入され、これまでのはやてが3時間20分かかっていた東京新青森間が3時間10分で結ばれる。
時間だけならたったの10分だけなのだが、注目は新幹線初となる
グランクラス
と呼ばれるファーストクラスの採用で、従来のグリーン席を超えるサービスが提供されると話題となっている。
グランクラス
と呼ばれるファーストクラスの採用で、従来のグリーン席を超えるサービスが提供されると話題となっている。
インターネットでチケットが1ヶ月前に販売されたが、3月5日分の下り1番列車が10秒で完売したほか、初日に運行される全便も全ての座席が20秒で完売した上に、1番列車のチケットが正規料金の30倍の48万円でオークションで落札されるなど、不景気とはいっても趣味に対する情熱は凄まじいものがある。

東京駅から新青森駅までの乗車券は9,870円で特急料金が6,500円、これにグランクラス料金が1万円ほどかかり、片道の料金が26,360円というのだから、確かに快適かもしれないが出張で会社持ちの移動ならともかく自前の旅行では厳しい料金とも言える。
先頭車両に18席のみ設けられたグランクラスは、本革製シートに専従アテンダントが飲食などのサービスを提供する高級感が売りで、グリーン車より高級感があり快適性も高く軽食も出るということで鉄好きの人にはたまらない列車なのかもしれないが、その一方でグリーン車なら乗れる国会議員の無料パスでは乗れないという。
低所得者は増えているものの勝ち組も相当多くいる日本の現状を考えてかどうかは知らないが、このグランクラスが好評なら西日本でも導入という話になるのではなかろうか。
スカイツリーも日に日に高くなっており、こんな豪華な列車も走るようになって、就職氷河期なんていわれる時代の中で、ホクホクした高度成長に湧いたころの香りが少しだけしたような気がした。
・・・おの・・・