先日、昼食をどこか外で食べようとネットで検索していると、
 ドーシェル
という、和歌山県は海南市を東に行った紀美野町というところにある、美味しそうなパン屋さんが目にとまった。

ガッツリご飯派でマクド以外でパンという食事はほとんどない毎日ではあるが、何故か店を紹介するサイトの記事が気になって、社宅のある和歌山市からは相当遠いものの、わざわざ足を伸ばして行ってみることにした。

予想以上に遠く、予想以上の山の中に突如その店は現れた。

イメージ 1

ほとんど通る人や車の姿も見ない場所なのに、この店の周囲だけ駐車場ばかりか道路にまで自動車が停まっているのが違和感たっぷりで期待を大きくさせてくれる。

昼前に行って座れたものの、15人ほどは裕に食事が出来るスペースはあっという間に満席となった。

いろんな種類のパンなんかも売られていたのだが、勝手が判らなかったので店の入り口に紹介されていた、
 ランチプレート ¥1,260
を注文してみた。

少し待たされて、パンやピザ風のやスープなどが乗せられたプレートが目の前に運ばれたので、白ワインをお供に食べることにしてみたのだが、食事の味以前にどの席からも遠くは海南市やその向こうの海まで見える景色が気持を高揚させてくれるのが嬉しい。


昼間っから少々の白ワインを飲みながら、パンを頂いてみたのだが、口に入れてパンチを感じる味や食感は無いまでも、優しい自然の味わいが確かにするという地味ながら心地よい味わいが口の中一杯に広がってくるのは新鮮である。

添えられた野菜も淡い味付けに抑えられており、野菜の持つ本来の味を楽しむといった趣旨なのだろうか、舌が味を求めて感度を上げたときその野菜の美味しさもハッキリしたものに変わった。

スープもしかりで淡く優しい味は、舌だけでなく腹も大脳にも心地よい何かを伝えてくれる感覚が新鮮である。

味と景色のコラボによって、清々しささえ感じる心地よいランチタイムとなった。


 ・・・おの・・・