昨日は久々に前任地であった神戸に行く用事が出来て、昼飯は何処で食べようかと考えて、神戸勤務の時は何度か通わせていただいた、元町ガードしたにある
 丸玉食堂
という台湾料理の店に行くことにした。


この店に最初に行ったのは20代だったと思うので、創業から少なくても20年以上のこの場所で台湾料理のパイオニア的店として君臨する店で、古い食堂といった印象の店構えなのだが提供される料理は非常に安定を感じる美味しさである。

メニュー的には
 老麺(ローメン)・汁そば・ワンタン麺・焼きそば・焼き飯・五目汁そば・肉飯・中華丼
 春巻・手羽からあげ・八宝菜・酢豚・もやし焼き・豚肉てんぷら・肉団子フライ・腸詰・豚足
などなどである。

私的定番は
 老麺と焼き飯
で、かなりのボリュームで絶対食べられないのは判っていながら、昨日も頼んでしまった。


老麺は簡単に言えば、ベトナム料理のフォーやキシメンにも似た平麺が使われており、八宝菜をのせて片栗粉入りのドロッとしたスープの食べ物で、普通のラーメンと似ているような部分も少しだけあるのだが、正直全然違った食べ物だ。

麺にはラーメンほどのコシが感じられず、ピュアなラーメン通の間では評価は分かれそうだが、ラーメンとは違う食べ物だと割り切れば評価はぐっと上がるのだろうし、とろみのあるスープのお陰で最後まであっつあつで食べられるあたりも普通のラーメンとは違うのを実感する。

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焼き飯のほうも、一般的なパラっという仕上げではなく、もち米が混じっているだろうみたいな、もちっとした食感はちまきにも通じるものがあり、ピュアなチャーハンファンにしてみれば評価は決して良くないのだろうが、一般的なチャーハンとは違う食べ物だと考えればこれはこれで充分美味しいのが嬉しい。

たった2品で私の胃袋では消化できないようなボリュームで1000円少々の料金は、美味しさとボリュームを考えればかなりのお得感が心地よい。


元町駅東口を100メートルほど西に行った場所(西口付近)にこの店があり、逆に東に少し行ったところにも同じ名前の台湾料理の店があるから注意が必要だ。

おやじ臭く若い女性には受けにくい雰囲気で、決して派手さのないメニューばかりではあるものの、ちょっと気の効いたものをお客さんに食べてもらおうなんてシーンにはいいのではなかろうか。

1回行けばまた行きたくなる、神戸元町にあるいぶし銀の台湾料理のお店なのだ。


 ・・・おの・・・