宮様を野次った中井君

今月29日の議会開設120年記念式典で、民主党の中井洽前国家公安委員長が、来賓の秋篠宮ご夫妻が天皇、皇后両陛下のご入場まで着席しないのに対して
「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか。」
と不平を漏らしていたことが昨日の30日に問題となってネットニュースに地味に流れていた。

この式典の時に秋篠宮ご夫妻は、式典会場の参院本会議場に入った後、天皇、皇后両陛下のご入場まで約5分間起立して待っており、当然の事ながら会議場の国会議員も立って待っていたところ、中井氏が1分半ほど経ったあたりで
「早く座れよ。」
とぼやいたという。

それほど大声ではなかったが、会議場は静まった状態であったことから、その声は周囲に響き渡ったという。

自民党は
「懲罰の対象になりうる著しく品を欠く発言だ。」
と問題視しており、みんなの党の桜内文城参院議員は
「想像を絶することが起こった。これでは国会崩壊だ。国民としてこの野次は決して許すことはできない。」
と批判した。

昔の法律であれば皇族関係者への礼を失する行為は、不敬罪として厳しく罰せられたのだが、終戦後間もなくこの条文は削除され、こんな行為を直接的に罰する法律は今はない。

しかし、現行の憲法第1条で
　天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴である。
と定められており、秋篠宮ご夫妻は日本国の象徴である天皇陛下の入場を礼儀正しく待っていたのであるから、これに対しての野次なんて無礼極まりない。

北朝鮮問題など問題山積の日本の与党である民主党の元要職にある人の発言であることから、全く持ってこんな時期に何の意味もなく混乱を生じさせる行為は理解に苦しんでしまう。

率直に感想を言わせてもらえば、
「中井よ、お前頭は大丈夫か？」
といったところであろうか。

　・・・おの・・・