今年1月3日から一昨日の11月28日まで放送された、NHK大河ドラマの龍馬伝は高い人気と視聴率に支えられ、製作に関わったスタッフや出演者たちにも大きな思い出となったのだろうし、我々視聴者にとってもさすがNHKと感じさせる大作であったと感じる人も多いに違いない。
全巻漏れなく見たわけではないのだが、機会があるごとに見て、いよいよ最終回の日曜日も社宅のテレビで見せて頂いていたのだが、まさにクライマックスの刺客が中岡慎太郎と坂本竜馬を襲い始めるシーンで
愛媛知事選 新人の中村時広氏 当選確実
の文字が流れて、なんとも竜馬伝から現実に引き戻されて、まさに興ざめだし、
愛媛の知事が誰になっても関係ねぇ~よ
と怒りも感じてしまった。
愛媛知事選 新人の中村時広氏 当選確実
の文字が流れて、なんとも竜馬伝から現実に引き戻されて、まさに興ざめだし、
愛媛の知事が誰になっても関係ねぇ~よ
と怒りも感じてしまった。
ほのぼのしたシーンで流れるのなら怒りも感じないのだが、まさに1年近く続いたこの番組のクライマックスでのテロップなのだから、クラシックのコンサートや映画館なんかでの携帯電話の呼び出し音の比ではないうっとうしさである。

確かにNHKの情報は他局に比べて早く、選挙の結果を少しでも早く聞きたくてNHKをつけていた人も少しはいたのだろうが、多くの視聴者は食い入るように竜馬伝を見ていたのだろう。
さすがにこのテロップはニュースになるくらいの反響があり、再放送や総集編の放送予定も案内するなどしているものの、NHK関係者もこんなタイミングでのテロップには驚いているという。
和歌山に住んでいれば、このニュースに関連して思い出す印象的なテロップがもう1つあったと思う。
番組の途中のそんなに緊迫した場面ではなかったので大して話題にもならなかったが
和歌山県知事選 現職の仁坂氏当確
というテロップである。
和歌山県知事選 現職の仁坂氏当確
というテロップである。
日曜日ということで選挙は仕方がないところなのだろうが、放送している番組的にはただの邪魔者でしかないこの手のテロップの放送基準も少し考えたほうがいいのではなかろうか。
災害情報など緊急性の高いものは直ちに流すべきなのだが、当選確実なんてしばし当選しない場合もある不確実なものであり、番組が終わってから流すとか、番組の中でも少しシーンを考えて流したとしても問題はなく、受信料を支払って視聴しておりその料金で製作されている番組そのものを見る権利は視聴者にあるはずだ。
仁坂氏当確のテロップも結構うっとうしいものがあったのだが、うっとうしさでは中村氏の当確に負けてしまって、竜馬伝最終回の最高の刺客は中村氏であることは間違いない。
和歌山県知事選で再選された仁坂氏、実は中村氏のテロップにほっとしているのではなかろうか。
・・・おの・・・