良薬は手に優しい

今年の4月から単身赴任に伴って始まった自炊中心生活は、食事を作ることも慣れて大して苦痛ではないのだが、ここへ来て少々障害が出始めた。

子どものころは何度となくこんな経験をして、その都度母にコールドクリームを塗ってもらったのだが、自炊生活上で初めて迎える寒さが影響したのか、3週間ほど前から手の肌荒れに悩まされている。

メンソレータムを塗ってみたところ、表面の肌荒れは収まったのだが、指の間が
　少々赤く
　少々痒く
　少々水泡も出来たり出来なかったり
と、微妙な状態が続いていた。

そんな中、とあるCMが私の目に飛び込んできて、その流れる症状が私のものと全く同じだったので、すぐさま薬局に走って買って塗ってみたところ、かなり劇的に痒みは収まり水泡は出なくなり、今となっては若干の赤みが残るのみとなった。

CMで判断した私の症状は
　手湿疹
で、洗剤かぶれなどで発症するケースが多いらしい。

買って来たのは
　ロートメディクイック
である。

普通の肌荒れさえも極めて久しぶりであるのに、こんな本格的な状況など初めてである。

自炊していないときは、手の油汚れをマジックリンを直接噴霧したりしたことがあっても、肌荒れなどとは無縁の丈夫な肌を持っていると信じきっていたのだが、単なる勘違いであったようだ。

寒い季節となるが、水に接する機会の多い皆様におかれましては、手への気遣いもお忘れなく。

　・・・おの・・・