13日と14日の土日は久々の大阪の家で連泊することになった。
距離が近い和歌山と大阪であるのだが、なんだか普段の気ぜわしさからなかなか帰らず、ふと考えてみれば6月に帰ったのが最後なので5ヶ月ぶりの我家となった。
たかが5ヶ月、されど5ヶ月で、家の隣にあった古いアパートが取り壊されて更地になっていたり、行きつけのパチンコ屋が別の店に変わっていたりして、懐かしいという感情が沸き起こる反面、5ヶ月とは思えないような変化も新鮮であった。

多少なりとも父親に飢えてくれていたのか、大学の傍ら長男からはバイトをしっかり続けて末っ子にゲームを買ったり長女に小遣いをあげたことなど、長女からは学校の試験が抜群に良い状態が続いていることなど、末っ子からはクラブ活動が忙しく腹筋が思いっきり割れてしまったことなどの報告が次々もたらされた。
女房からは、女房と末っ子の自転車が壊れているので直してくれという話などがあり、自転車を見てみると女房の自転車はハンドルのベアリングが壊れてしまうという寿命を感じる故障で新車を進め、末っ子のはちょっとした修理で絶好調に戻った。
見た目で最も変わったのは末っ子で、元々太ってはなかったのだが、中学の部活のお陰で肉が落ちて筋肉に変わり、何というか格闘技的筋骨龍龍ではなく、細身の痩せた消防士みたいな筋骨龍龍な身体になっている。
長女は成績が良かったことを告げた後、なんだか不自然な姿勢で
「かわいい?」
って聞いてきたので、その不自然に曲がった手の先に何かかわいいものがあるのに老眼のせいで見えないのかと必死で見つめていると、女房が笑いながら近づいてきて
「かわいくなったやろうって聞いているんや。」
と言った。
「かわいい?」
って聞いてきたので、その不自然に曲がった手の先に何かかわいいものがあるのに老眼のせいで見えないのかと必死で見つめていると、女房が笑いながら近づいてきて
「かわいくなったやろうって聞いているんや。」
と言った。
そっかそっか、娘の手の先を見るのではなく全部を見なければいけないのに、手だけを見たって何も判るはずがなかったと気付いたが、かわいいというタイミングを逃してしまっていた。
長男は長男で、バイト先の仲良しグループで何度か宴をやったことなんかを伝えて来たので、私も一緒に飲みたい気持があったのだが、丁度試験中だというのでさすがにいつでも飲める酒だけに今回は遠慮させていただいたものの、次の機会には是非一緒に飲んでみたい。
そんなこんなの久しぶりの我家での時間はあっというまに過ぎて、3日目は全員の出勤通学を見届けて自宅を後にした。
我家に帰って懐かしさと心地よさをあらためて感じられるのも単身赴任ならではの楽しみなのだろう。
※画像は2枚目以降全て借物である。
・・・おの・・・