先週から今週にかけて私を最も忙しくさせてくれたのは某クレーマーの方だった。

連休の11日に弊社に関して不満を感じたらしく、これまでなら何度か
 私のところでキャッチ
させていただいたこともあったのだが、なんせ連休中ということもあり、私も休みだったので一気に本社まで話しが行ってしまって騒ぐ蜂の巣状態の12日の火曜日に私は出勤した。

上への報告や、対応に関して会議が行われ、迅速に対応させていただいたものの、既に私の手を離れており単なる小間使いのような状況の中で時間だけが過ぎていった。

精一杯対応したにも関わらずすぐに解決というわけにも行かず、サッカーに例えれば全員でゴールを守るみたいな異常な布陣でどうにか解決への一筋の光が見えてきたのは、1週間を超えた18日ではなかっただろうか。

元々は掛け間違えたボタンに端を発しているのだが、掛け間違えたボタンの波紋は大きく広がって、対応には多くの人出が必要となってくるし、キャスティングボードを持たしてもらえない中での作業に苛立ちを覚えた。

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20年も前ならありえない状況なのだが、今の時代は企業より個人のほうが強いのではと思われるのは決して気のせいではなく、最悪の状態を想像しながら対策には念には念と、相手が技をかける前に受身を取り始めるのが模範的な対応らしい。

言いたい放題の相手を前に、キレないように最善の注意と最高級の敬語を並べての対応には、大人の日本人としての違和感は大きいのだが会社の方針であるのならどうしようもない。

幸い今回のクレーマーは、言葉遣いは普通で、言葉のやり取りだけではそれほど大きい屈辱感を味わうことが無いのはありがたい。

明らかな相手の勘違いみたいな部分もあるのだが、指摘出来ない会社に対して言いたい放題の相手の姿勢が眩しくさえ感じてしまう。

一体いつまで時間をかけるんだというお叱りを上の組織から受けたりもしたが、この作業もやっと終わりを迎えようとしている。

いろんな会社にお客様相談センターみたいなのがあるのだが、年収で1000万円くれると言われても絶対に行きたくない部門ではないだろうか。

最初に対応した社員の
「私の何処が悪かったんでしょうか?」
という質問に、全く答えられない私がいた。


 ・・・おの・・・