日本では猛暑の影響か野菜がかなり高い状況が続いているが、お隣韓国でも天候の影響で夏の終わりから白菜価格が上昇し、前年の5倍に達したというニュースが流れた。
先月には白菜1個の小売価格が約1万ウォン(約730円)を記録したというのだから、高いとはいえ300円もあれば買えてしまう日本の倍以上の価格には驚かされる。
日本であれば、白菜が高くなってもキャベツにしようとか、鍋は当分やめておこうとかで対策は充分なのだが、主食ではないにせよキムチの消費量はおそらく世界一であろうし、キムチの主流は白菜であろう韓国でのこの白菜の高騰は庶民には大きな痛手に違いない。

日常的に口にする食材が5倍になるというと、例えば10キロ4000円の米であるなら2万円になるわけで、焼酎で考えれば1500円の焼酎が7500円になってしまう状況である。
牛丼なら1000円以上だし、ミスドなら1000円近いという、想像しただけでも相当の息苦しさを感じる物価となってしまう。
さすがの異常事態に韓国政府が対策に乗り出し、白菜の関税を一時的に廃止したほか、輸入を拡大するなどの措置を講じた結果、白菜の価格は現在前年比210%増まで抑えられているとして、政府が講じた対策は一定の効果があったようだ。
大阪生活と違って相当にスーパーで買物をする機会が増えているのだが、一頃に比べて日本では野菜の価格が落ち着き始めたような気もするがいかがであろうか。
・・・おの・・・