帽子パンのお話

子どものころから当たり前に食べていたパンに
　帽子パン
があるのだが、これが滋賀県の
　サラダパン
以上に、極めて一部の地域だけにしか定着してない食文化だと気付いて20年くらい経ったような気がする。

ネーミングは画像を見ていただければすぐに理解できると思うのだが、まさに帽子の形をしたパンで、高知県民にはごく普通のパンであるものの、来ていただいている人にとっては食べたことはもとより見た事もない人が多いことだろう。

最初にこのパンを作ったとされるお店の人曰く
「メロンパンを焼こうとした時に、一つだけクッキー生地のかかっていないものがあったため、とりあえず
　残っていたカステラ生地をかけて焼いたら帽子の形をしたパンが出来た。」
とのこと。

耳から食べたり、中から食べたり人やその日の気持ちによって食べ方は様々なのだが、大阪にも和歌山にも売ってないので、もう30年近く食べてないような気もするパンである。

　・・・おの・・・