今年1月から8月までの人口1000人あたりの刑法犯認知件数の都道府県別ワースト1は何処だろうと聞けば、おそらく5分の1以上が正解の大阪府と答えるのだろうが、この都道府県別ワーストワンの大阪府のなんと3倍以上犯罪が発生している市町村があるというニュースが流れた。

引ったくりなどの事件が大阪に多いとは聞いていたのだが、そんな大阪の3倍以上もの犯罪の発生している場所とはなんと和歌山県の北山村だという。

北山村といえば和歌山に関わりのある人は良く知る、三重県と奈良県にだけ接する和歌山県の飛び地であり人口は500人程度の小さな村である。

飛び地と言っても判りにくいかもしれないが、北山村から和歌山県だけを通って和歌山県庁に行くことは出来ず、村を出れば三重県か奈良県であり、和歌山県がない状況で、少し前のベルリンにも似た状況である。

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何でそんな田舎の村が犯罪が多いのかといえば、元々犯罪癖のある血統を持つ人が多いというわけではなくて、県警が窃盗容疑で捕らえた女が20件程度の余罪を自供したことから、人口が少ないこの村の犯罪認知率を一気に押し上げたということらしい。


かつて世界一だと有名であった日本の治安であるのだが、今や最も信頼のおける捜査機関であるはずの検察庁の証拠改ざん事件で揺れている。

大阪高等検察庁特捜部の主任検事の犯罪が、当初私的には個人的な犯罪だろうと感じていたのだが、組織ぐるみの犯罪だとする報道が多い。

捜査機関の得た証拠に対して絶対改ざんでないという証拠を新たに付すのは現実には不可能とも思われるので、今回の検察官の引き起こした事件の影響は捜査機関には図りきれない影響を与えることだろう。

そんな試練も乗り越えて、再び世界で最も安全な国になって欲しいものである。

北山村は女性の余罪の捜査以降は、またまた犯罪の無い平和な村に戻ったそうだ。


 ・・・おの・・・