目前に見えるのは、170メートルの高さを誇る
 主体思想塔
であり、その向こうには同じく170メートルの壮大な高さの噴水を備える
 大同江
という大きな川がある。



川向こうには、世界で16番目の広さを誇る
 金日成広場
が広がり、その広場の奥にあるのは人民大学習堂という図書館や総合学術サービスの施設である。

さて、私がいるのはどこでしょうかというのが今日の問題である。












 ちっちっち












 ちっちっち












もうお判りであろうが、朝鮮民主主義人民共和国の首都である平壌市内である・・・









・・・











・・・なはずもなく、私が行ったのは上海万博の北朝鮮館であった。

入口を入れば左に一番上の画像のようなものがあり、右に進めばそれを一望できるような構造になっており、その奥が噴水で、更に奥が土産物などを売っているブースとなる。


土産物屋では、伝統衣装であるチマチョゴリを着て商品の説明や販売を行っている人の姿も見え、商品のほうは本や切手や絵などが主であり、絵の内容がパンダだったり若干の違和感も感じたのだが、切手に関しては日本人観光客を目当てにしたのか、なんと

















当時人気の小泉元総理と国家元首とのツーショットというものもあり、数千円という高額で販売されていたのには驚いた。

さて、夜に行ったので昼間よりは人が少なかったのだろうが、中国館や日本館は最初から見ようという意欲が吹き飛ぶくらいの人が並んでおり、韓国あたりはどうかと思ったのだがそこも大行列で、行列のないパビリオンを選んで見学して
 北朝鮮、イラン、ウズベキスタン、ネパール、インド
を見たあたりで疲れてきたので、万博を後にすることにした。

イメージ 1

広大なスペースに様々なパビリオンがあり、電飾も綺麗でさすがに勢いのある中国での万博だと感心させられた反面、パビリオン以外の照明が少ないのか通路は薄暗く、夏祭りの夜店のようなお店も多数あって、薄暗いところにある夜店で飲み物を買っていると万博に来ているといった華やいだ雰囲気が皆無なのが妙におかしかった。


 ・・・おの・・・