梅雨もそろそろ終わりかなと感じる日にちとはなってきたものの、良く雨の降る毎日が続いているのだが、昨日の出勤時の雨は凄まじく出勤できるかとベランダを覗くとバケツを引っくりかえしたというか、上の階からゴミ用の大きなバケツで水を落としているのではと感じるような猛烈な雨であった。
バイクで行くのは元より自転車でも出勤不可能な雨量であり、歩きでチャレンジしたものの数十メートルでズボンが下から濡れ始め、歩きでも不可能だと感じた瞬間にタクシーが通りかかったので迷わず乗車してしまった。
出勤時でのこんなひどい雨は何年ぶりなのか、もしかしたら人生史上初めてなのか判らなかったが、タクシーで出勤なんて少なくてもここ10年以上はありえないイレギュラーな通勤手段である。
タクシーは快適で、それ以上濡れずに出勤できたのは良かったのだが、飲み屋のお姉ちゃんじゃあるまいし選択した出勤方法に恥ずかしさを感じながら事務所に迎え入れられた。

天候は回復し雨も上がって、出勤時の雨はなんだったんだろうと感じながら仕事をしていたのだが、退社直前にかかってきた2本の電話を片付けて、さて帰ろうと外を見れば、
なんということでしょう
出勤時に見たようなありえない雨というか水が上から降っているではないか。
電話の前に雨はほとんど降ってなかったはずなのだが、突然の雨に多くの同僚が事務所で足止めを食っていた中で、若い職員が
「車で来ているのでみんなを社宅まで送っていきましょう。」
という素晴らしい提案があり、多くの職員全会一致で採択されることになった。
「車で来ているのでみんなを社宅まで送っていきましょう。」
という素晴らしい提案があり、多くの職員全会一致で採択されることになった。
若い同僚が乗って来たのはワンボックスカーで、足止めを喰らった多くの職員が笑顔で談笑しながらの帰路となったのだが、社宅に着く直前とんでもないことに気付いて口に出した瞬間、それまでのルンルンムードが一変することとなる。
私の発した言葉は
・・・
・・・
「ごめーーーーーーーーーーーん。 家の鍵忘れた。」
イレギュラーに快適な帰宅手段の提案があったので、喜ぶ余りにいつも事務所を出る前にやってる持ち物チェックを忘れてしまったのである。
少々震えを感じるような若い社員の声で
「もう1往復すれば良いだけだから問題ないですよ。」
みたいなリアクションはあったものの、事務所に置いてきた鍵を諦めるわけにも行かず、桁外れな申し訳なさを感じながらの更なる事務所への1往復のドライブとなってしまった。
「もう1往復すれば良いだけだから問題ないですよ。」
みたいなリアクションはあったものの、事務所に置いてきた鍵を諦めるわけにも行かず、桁外れな申し訳なさを感じながらの更なる事務所への1往復のドライブとなってしまった。
雨も記録的なら、非常にイレギュラーな昨日の通勤となった。
雨は充分降ったから、そろそろ梅雨にもあけて欲しいと感じる、今日この頃である。
・・・おの・・・