ゆっくり料理を楽しむ時間が取れなかったため、冷蔵庫に買いだめしていた野菜なんかの賞味期限が怪しくなってきた。
これ1つで中華風の味付けの炒め物やスープまで作れて、いろんなシーンでいい仕事をする女房も結構気に入っている商品である。
しかーし、私自身これを使って料理をするのは初めてで、どのくらい入れたら良いのか判らなかったのだが、くたびれた野菜群、えのきや肉なんかをしっかり炒めて、少し味覇を入れて味見をすると結構味がついていたようなので完成とした。

ご飯のほうは1合だけ炊きたかったので炊飯器をやめて、一人鍋用の土鍋で炊くことにして、とある人から美味しくて艶々のご飯を炊く方法として教えてもらった、にがり1滴を加えて炊く方法も思い切って採用することとした。
鍋炊飯といえば大そうに聞こえるが、キャンプでご飯を炊いたことがある人なら誰でも出来たりする。
米を磨いで水を入れて1滴にがりを入れようとして、あろうことか1滴のはずが、少々豪快に糸状ににがりが入ってしまった。
少し考えたがいい解決方法が思い浮かばず、何もなかったことにしてそのまま炊いてみたものの、炊き上がりの様子を見れば、艶々のいい御飯に仕上がってるように見えたのでひと安心だ。
早速ご飯をよそおって食べ始めたのだが、何と言うか米一粒一粒の存在感があるというか、ご飯の表面が少し堅さを感じるものの中に芯はない不思議な失敗ご飯が仕上げっていた。
おかずを食べてみると、火のとおり具合に問題はなく素材の味は感じるものの、遠くの方に小さな味覇がいるみたいな感じで、要するに味付けが薄すぎる仕上がりであった。
女房が作ったのなら文句の1つも出ようが、自分が作ったのだから悲しみをぶつける相手もおらず、黙々と微妙な昼食をいただいた。
これからも時間を作って出来るだけ料理に挑戦したいので、こんな失敗と成功の繰り返しはしばらく続くことになるのだろう。
・・・おの・・・