徳島ラーメンなんていう言葉は、私が高知に住んでいた時代は聞いたことも無かったのだが、最近結構耳にするようになってきた徳島独特のラーメンである。
徳島に数件同じ名前のお店がありちょっとしたチェーン展開しているこのお店、それほど新しくも無いごく普通の食堂のたたずまいで、男性一名が切り盛りしていた。
ごく普通に中華そばを注文してみたが、肉の大盛りなんかもリーズナブルな価格設定であり、大盛りも食べたかったのだがそれほど腹をはらしたくない思いもあったのでスタンダードなメニューにした。
やがて目の前に置かれたラーメンは、チャーシューの３枚乗ったシンプルなものであったが、やや黒さを強調するような醤油の効いた豚骨スープは徳島ラーメンをしっかり感じさせられるもので、麺とも相性がよく食べている僅かの時間ではあったが徳島に来ているんだという実感を堪能させられることとなった。
チャーシューも私好みの味付けと柔らかさであり、お腹に余裕のあるときは肉の大盛りが絶対お勧めである。
徳島ラーメンは豚骨醤油スープが主流らしいのだが、これは県内にハム工場があって、そこで大量の豚骨が安く手に入れることができたからといわれている。
美味しいラーメン屋は沢山出来ているが、こういうその場所独特の味というものをしっかり持ってるラーメン屋は味以上の美味しさを感じてしまう。
・・・おの・・・