
仕事の関係で職場に泊まったときや飲み過ぎて帰れずサウナやホテルなどで泊まってしまったときなど、結構朝飯を外食で済ませる機会も少なくないのだが、少し前バイキングスタイルの朝食を某お店でとる機会があった。
関西の人なら食べたことはなくてもその存在を知る人は多いのだろうが、関西以外の人にどの程度知られているかはよく判らない。
たこ焼を知らない人はほとんどいないのだろうが、たこ焼ほどには知名度が高くない明石焼という食べ物が昔から関西地方に存在している。
比較的ハッキリした主張を感じるたこ焼の味に対して、明石焼は卵の比率が大きいのか生地は焼きあがってもふわふわで、ソースではなく出汁で食べるので味的にも繊細であり、じっくり味わうタイプの食べ物である。
玉子焼(たまごやき)とも呼ばれ、たこ焼の丸(球)に対して形は半円(半球)であり、江戸時代の終わり頃から食べられているらしく、たこ焼きの原型だとも言われている食べ物である。
本場明石のお店で食べるものは、まな板のような木皿に乗せられており、本場で味わいたいのなら明石市でも特に明石駅南側の商店街の一帯にあるお店で食べるといいらしい。
大阪人的にはどちらかを選べといわれたら、圧倒的にたこ焼を選ぶ人が多いのであろうが、繊細な味わいと食感の明石焼という食べ物もなかなかのものである。
明石焼以外のメニューも美味しく、満足できる朝食となった。
・・・おの・・・