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画像は私が生まれて小学校1年まで暮らした実家で、3年くらい前に撮影した写真である。
見た感想はいかがなもんであろうか?

この家は小さい頃もそう思ったのだが、今見ても明らかに大きな基本的な欠陥というか危険な構造だと思うし、鋭い人が見れば私と同じものを感じると思う。




もう少しご覧頂こう。






















もう少し・・・・・・・・

























もう少し・・・・・・・・
























そろそろお判りいただけた人も多いような気がするが、2階部分の窓の構造の問題である。
1階と2階の間に庇状の屋根が見えてると思うが、その屋根のすぐそばまで2階の窓の開口部になっている。

1階と2階の間の屋根といえば、簡単に考えると1階部分の天井と2階部分の床の位置なのだが、その境くらいまで2階の窓があるということは、2階の床と窓の下の部分が同じような高さなので、転落防止という観点からは何の関所もなく、窓が閉まってると思って窓にも垂れようとすれば用意に屋根を滑って庭に落ちる事も出来る構造である。

現在の工法では考えられないと思うし、昔の工法だといっても使っているうちに危険な事もあると思う。
確かに昔の家なので天井も低く屋根から落ちたとしても死ぬような事は無いが、宴会でもやってて落ちてしまえば怪我もするだろうというくらいの高さだ。


こんな家で生活していたので事故寸前の事もあった。
妹がまだハイハイしか出来ない時に、2階の窓が開いてて、ハイハイのまま屋根に出て行ってしまったのだ。

どういう風に誰が気付いたか知らないが、屋根でハイハイする妹と下で転落に備える父、2階で妹を呼ぶ母の姿が今でも克明に残っている。
計算すると、私が4歳の頃なのだが、小さいながらも大脳に深く切り込まれた思い出なのであろう、ハッキリと覚えている。

その後、借家にもしたが現在空き家でアルミサッシに代わったとはいえ、基本的な構造は40年前のままである。
絶対危ないと思うのだが、今もそのままなのが昔の家らしくて妙におかしい。


 ・・・おの・・・