うつぼ公園という、大阪市内にしては結構大きな公園がある。
南北にはそれ程長くは無いが、東西には長く
 あみだ池筋から四ツ橋筋
に伸びる広い公園である。

中にはバラ園や多数のテニスコートなどを備えた立派な公園であるが、この公園丁度1年ほど前ちょっとした騒動が持ち上がった。
大阪の公園はこの公園に限らず、ホームレスが多数居住する公園が多いのだが、この公園も広い敷地のせいか多くのホームレスがテント暮らしをしていた。

昨年の11月、大阪市は工事を理由にここの公園に住むホームレスに、ここからの立ち退きを要求し、例によってホームレスや支援団体と小競り合いになりニュースでも取り上げられた。
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ここ数日大阪ではないもののホームレスが襲撃されたというニュースを見て、少々気になって公園を徘徊してみた。
驚いたことに以前なら数十人はいたであろう公園生活者が全く見受けられない状況になっていた。

一部ホームレスが休んでる姿は見られたものの、ビニールテントは皆無となって代わりに市が設置したのであろうバリケードや虎ロープが当時の名残を示していた。

ホームレスがいたときは見た目も悪く酔ったホームレスが瓶を投げたり、いきなりホームレスの飼っている犬に吼えられたりと、結構スリリングな公園だったのだが、今では多くの子供たちや近くのサラリーマンたちが集う公園本来の機能を取り戻していた。

ホームレスを作るのは社会が悪いからだとか、そこの公園を追われても他の公園に行くだけだから何の解決にもなっていないという批判的な意見も多数あるとは思うが、自分の町の公園が本来の姿に戻った事を喜ぶサラリーマンが1人くらいいてもいいのではなかろうか。

誰でもやけを起こしたり、不運が続いて通常の社会生活を送れなくなったときに、ホームレスになる可能性はあるのでそれほど厳しい事をいうつもりも無いが、高い税金を費やして街中にわざわざ作った公園なので、普通の公園として楽しみたいという私個人の意見を記事にさせていただいた。


 ・・・おの・・・