当たり外れのあるサンドイッチなどを永年提供してくれた、社屋の中にあった喫茶室が9月一杯で数十年にわたる営業にピリオドを打ったことは既に記事にした。
 途絶えたサンドイッチ数十年の歴史

昨日、ちょっと疲れたので売店にアイスを買いに行って、帰ろうとしたら売店のすぐそばにある喫茶室が気になって覗いてみた。

営業はしていないもののテーブルや椅子は営業中のままで、今は出入自由な談話室のように使用されている。
私が覗いたとき数十人入れるスペースの室内に誰もいなかったので、静かにアイスを食べる事にしてみた。
イメージ 1

社屋の中でも最高に見晴らしのいいところにあり景色もアップしたいのだが、どこの会社か判ってしまいそうなので景色の撮影は止めた。

食事類が全部売切れになってるのに、何でもいいから食べさせてくれと頼んで作ってもらった
 ありあわせランチ
の事や、思惑違いで全然売れなかったお弁当をただでもらったことなど、色々な思い出がめぐってきた。

珍しく若いウエイトレスを雇ったので、頼み込んで数人で酒を飲みに言った事もある。
食中毒が流行った時はレタスの代わりに茹でたキャベツが入ったまずいサンドイッチを食べさせられた事もある。

不況となり、サボる社員が減ったことが皮肉な事にこの店の経営を圧迫して入ったような気もする。
それは昨年閉めた理髪店も同じだと思う。
ちょっとサボってコーヒーや散髪に行けてた、ホノボノした雰囲気が今は会社にない。

うちの会社だけでなく社会全体が、ちょっとしたズルを許さない雰囲気になってきた。
一見いいことであるようだが、世知辛く全体的に見れば効率を下げてしまってるような気もする。

色々考えながら5分ほどサボらせていただいてアイスを食べたけど、こんな部屋で1人でアイスを食べている姿が誰かに見つかるのではないかと少々冷や冷やしてしまった。

少々寒くなってきたが、アイスは美味しかった。


 ・・・おの・・・