酒を飲んで最寄り駅に着いたが、少し小腹が減ったので旨いラーメンをと思っても、最寄り駅まで帰ってしまうと実は余り旨いラーメン屋はない。

どうしようか考えてみた
 少し歩けば普通のラーメン屋
 かなり歩けばチェーン店
 一駅行ってかなり歩けば本格的なラーメン屋
 駅前の立ち食いうどん
 そのまま帰る
と選択肢があったが、どれも今一だったので王将のラーメンを食べる事にした。

王将のラーメンはラーメン店よりは確実に味は落ちるが、そこそこに美味く感じるときもあり歩く事を考えれば手近なこの店で食べる事にした。
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頼んだのはキムチラーメン。
しかし、注文を受けたのは完全ど素人のバイトのようであった。
夜も少し更け始め、ざっくばらんな雰囲気になっていたのか、注文を復唱したバイトに、先輩の冷たい答えが返ってきた。

「キムチラーメン言われたら、どうすんねん。
 違う違う、お前は全然ラーメンの作り方が判ってない。
 何回言うたら判かんねん!」

と何だか嫌な雰囲気になってきた。
そんなことは営業中にすな、客が帰ってから教育したらんかいと思ったが、ここで短気を起こすとラーメンが食べられないので、ぐっと我慢して、若いバイトがちんたらラーメンを作るのを待った。

怒られながらもどうにかできたようで、目の前にラーメンが運ばれてきた。
麺が延び延びの最低ラーメンだろうと思いながら口に入れてみた。
 普通!
なんと普通に王将のキムチラーメンが出来ていた。

ラーメン屋よりは落ちるものの、期待した王将のキムチラーメンを食べる事が出来て、満足して帰路に着いた。
知ってる人も多いと思うが、バイトによって同じメニューでも大きく味が変わることが良くある店である。

今回は当たりで良かった。

 ・・・おの・・・