
大阪でもこの制度のおかげで、主要な道路の長時間駐車は劇的に減って大きな効果を上げたものの、摘発を受ける車両の数は当初の見込みより大幅に少なかったというのが少し前のニュースでやっていた。
監視員で無ければただの民間人であるはずの人たちも、一度その制服に身を包むと大阪でもその存在感は極めて大きく、主要な道路では数組の民間監視員の姿を同時に見ることは全く珍しい事ではなくなった。
迷惑駐車のメッカとまで言われる大阪での導入は、大きなトラブルが予想されたが、トラブルを起こしても何の特にもならないとの損得勘定が働いたのか、目立ったトラブルは無いようだ。
大勢いる監視員に対して、迷惑駐車の車両は激減したために最近目立つのが、二輪車の摘発である。
最初は自動二輪だけだったような気がするが、最近では原付も普通に摘発されまくっている。
私も結構賑やかなところに渋滞を避けてバイクで行く事も多かったが、駐車違反の摘発が恐ろしくて飯も食いにいけない状況である。
表向きは、凶悪犯罪が増えているので警察官をそちらの捜査などにまわすために、簡単な取り締まりは民間人に任せようとの理由で始まったこの制度であるが、某ジャーナリストが言っていた警察官の2007年問題だという指摘が、私の頭的には真実味を帯びてきた気がする。
迷惑駐車をなくすための制度ではなく、民間企業の例に漏れず大量退職者を出す警察官の受け皿的組織作りではなかったのであろうか。
交通安全のための資金をうたい文句にした交通安全協会の職員等による飲み食い問題が問題提起されてそれ程時間もたってないが、自転車が数多く並ぶ歩道のバイクを1台摘発しても全く交通の流れに影響しないにもかかわらず摘発を続けている姿を見ると、1国民として少々違和感を覚えてしまう。
ただ、駐車違反自体は社会悪なので、これを擁護するつもりはない。
・・・おの・・・