先日用で高知に帰省していたので前から気になっていた物を撮影しにいってみた。
前から気になっていたのはこの写真の物である。
これを一目見て何か判る人はほとんどいないと思う。
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田んぼや畑の中に突如現れるこの物体は、高知県中部に住んでいる人なら何回か目にした事があると思うけど、見たことが無い人には何なのか全く判らないと思う。

鉄筋コンクリート製で
 幅  20メートルほど
 高さ  5メートルほど
の大きさのものである。

作られたのは、私が生まれるはるか前の昭和20年以前のようだ。
高知だけかと思ったら北海道や千葉にもあるようで、現存する掩体は千葉県茂原市の11基が最高で、写真の南国市には7基があるという。
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答えは戦争中、敵の攻撃から飛行機を守るための飛行機の防空壕のようなもので
 掩体(えんたい)
という事を、この前初めて知ってしまった。

戦争中の銃弾の跡も残る歴史遺産みたいなものが、無造作にいきなりあって誰も別に注目してないところが昔から不思議だった。
こんなに存在感があるのに掩体を語ったテレビも見たことが無いし、新聞や週刊誌もほとんど見た記憶が無い。

この地味な掩体だが、私が写真を撮っていると
 NHK
の取材チームが来てたので、近々放送されるのかもしれない。

 ・・・おの・・・