1000キロの親孝行② からの続き

ホテルに入ると、やっとホテルに着いた安心感から疲れてきたので、車で行きたいところが無い事を確認した上で、酒を飲み始めた。

お部屋の冷蔵庫もビールが250円でウイスキーや焼酎も自販機並みに安い料金で用意されており、酒好きの私的には好印象のホテルであった。
ビールを飲むと疲れていたのだろうか眠ってしまった。
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2時間ほど眠ってのだろうか、腹がへったので母を連れて部屋を出てレストランへ行ったが、
 夕食2800円(幼児)
とか書いてある。
えぇ大人はいくらじゃぁと値段を見ると
 5000円
と書かれている。

ちょっと高いので、ホテルを出て近くの居酒屋で晩飯とアルコールを飲んでみた。
考えてみると母と居酒屋に入ったのは初めてのような気がする。
母もご満悦でチューハイなんかを旨そうに飲んでいる。

この日は失語症の方も軽いらしく、いろいろ楽しそうに喋っていた。

夕食も終えて部屋に帰ったが、寝るのには早すぎるし、母を連れて市内を散歩するのは大変で、かといって狭い部屋で母と2人きりというのもしんどい話だったので、1人で散歩に出た。

道に迷ったりしながら酔いも適当に醒めて2時間ほどで部屋に帰ると、母も冷蔵庫の物を勝手に引っ張り出して小宴を始めており、私のいない間に勝手に部屋を出てオートロックに部屋を閉め出され、フロントに救援を求めた事なんか楽しそうに喋っていた。

母は風呂は今日入らないと言ったので、自分だけシャワーを浴びて眠る事にした。

              -つづく-

 ・・・おの・・・