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関西系の情報誌を見ていると、もの凄いハンバーガーを食わせる店
 The Panhead's Heaven Saloon
が九条(地下鉄中央線)にあるという。
更にマスターは大のバイク好きで、若い頃からハーレーをこよなく愛していると書かれていた。
はたしてどんなハンバーガーなのか行く事にした。

本には華々しく記事になっているものの、なかなか店の場所は判らずやっと商店街のサブロードみたいなところに店を見つけることが出来た。

店の入り口にさりげなく置かれたハーレーや、バッファローの頭蓋骨など、アメリカナイズドされた店内はバイクとかアメリカ好きならちょっとしびれるテイストでまとめられており、周囲が大阪のかなりの下町っぽい雰囲気なのと対照的な店内であった。

店の人に人気のハンバーガーを食べたいといったら、時間はかかるけど人気は
 5inchバーガースペシャル
という事だったので、それを頼むと15分くらいして目の前にメニューが出された。
オニオンリングやポテトなんかが添えられた、高さが30センチ近くある巨大なハンバーガーだった。

こんなもんどうやって食べるのかと思っていたら、店長が
「そのままかぶりついてもいいし、ナイフで切って食べてもいいし、お好みでどうぞ。」
と説明するけど、30年近く前に流行った口裂け女ならともかく、このバーガーをかぶりついて食べる人などいないのではないだろうかみたいな、巨大ハンバーガーだった。

ナイフで小さく切りなら食べたけど、ハンバーグやベーコンがや目玉焼きなんかが豪快に挟まれており、それぞれが素材の味を出していてかなり美味しい。
特にハンバーグは、でかくて厚いにもかかわらず中まで火が通って、肉汁も多く風味満点であった。

店長によればこれだけ大きなハンバーグを、中まで完全に火を通しながら風味を残すのが難しいという事だった。
またパンズも、普通のパンなら流れる肉汁によってふにゃふにゃになってしまうので、店で焼いた特別の物が使われているとのことで、最後までほとんどちゃんとしたパンのままだったのが凄かった。

チェーン店とは明らかに違う手作りの丁寧な味わいに、非常に新鮮な感動を覚えハンバーガーと呼ぶのがもったいないようなメニューであった。
ただ量的には私には少々多すぎる感じで、ラーメンの大盛りとご飯の大盛りを同時に食べられるくらいの人でないと、このメニューはきついと思った。

良く食べる高校生くらいなら普通に食べられると思うが、小食の人や女の人は注意が必要だろう。
何とかハンバーガーは完食したけど、ポテトとオニオンリングは全部食べられなかった。
バーガーが1000円のプライスなので飲み物の分、1000円を超える事になるが経験して損はない味である。

非常に気さくな夫婦?がやっており、初対面でありながらバイクやマスターのアメリカ話で盛り上がってしまった。
アルコールもあるので、今度ゆっくり味わってみたいお店となった。

この店を紹介したサイトを貼っておく。http://fmosaka.net/mog2/web/archives/2005/12/20051213_1.html
ついでに口裂け女の記事も貼っておく。http://blogs.yahoo.co.jp/ginbaeyokohama/17013424.html

 ・・・おの・・・