
我が家がまだ新婚で2人だけの家庭だった時、仕事をしてない女房は転勤族の私と結婚したばっかりで知り合いもいない町で退屈していた。
ある日夜勤が終わって家に帰ると、洗濯や掃除しても午前中もつぶれないので退屈でたまらんから、どこかに連れてってくれとせがんできた。
当時、行きたいのは山々だけど、なんせほとんど眠れない夜勤明けなのでどうしても眠いのが優先となってしまっていた。
判った判ったと言いながら、眠ってしまい数時間が過ぎた後に目が覚めたので、ビール買いに行ってくると女房に言い残し家を出てコンビニに向かった。
ビールを買って金を払おうとしたところ、ある異変に気づいてしまった。
なんと手の爪が赤いのだ。
右手だけならともかく左手までピンク色のセクシーなマニキュアが塗られているのである。
「なんじゃこりゃー!!」
と思って視線を落としたところ、履いてきたサンダルの先に出た私の足の爪まで10本とも綺麗なピンク色に塗られていた。
仕方が無いので、手の指を丸めながら料金を払ったけど、コンビニの従業員は100パーセント気づいたようだった。
顔を真っ赤にして家に帰ると、女房が大笑いしていた。
まだ新婚と呼ばれていた若い頃の思い出を何故か急に思い出してしまった。
画像はコピペである。
・・・おの・・・