
漢字ではない“ちきゅう”というのがミソだが、ちきゅうとは地球内部の調査を行うために科学技術庁?が作って独立行政法人が所有運行する、総トン数57000トンの巨大な調査船である。
私は別に調査マニアでも船マニアでもないけど、巷で大阪の海遊館の近くにどえりゃ~大きな船が泊まってて中を見せてくれるという噂を聞いて行ってみた。
日曜日は10時から公開されると聞いて行ってみたけど、噂になるだけの事はあって写真で判るかどうか微妙だが、とにかく船から遠く離れないと全部がカメラに収まりきれない大きさである。
私くらいの耳に入るくらいなので、知ってる人が多く午前10時には既に長蛇の列となっていた。
この船は大きさもさることながら、中央部にそびえ立つデリックと呼ばれる海遊館の巨大観覧車並の高さを誇る塔が目立つ船で、係員に
「あの塔のてっぺんまで上がれるんですか?」
と聞くと、
「あそこはかなり高いので上がれませんし、上がっても怖いですよ。」
と答えた。
しばらく待って船に上がらせてもらったが、船内もかなり船としては広いつくりで、背の高い私でも頭を打つ心配は皆無のホテル並みの天井の高さで、途中エレベーターもあったが見学者が多すぎるせいか、最近のエレベーター問題のせいかずっと徒歩で上がらされた。
急な階段を登って、やっと船橋に出たがさすがに船橋も数十人が見学しても余裕の広さがあり、ハンドルみたいなのと羅針盤みたいなのしかないのかと思っていたら、レバーやら画面やらスイッチやらが沢山あって、一見するとゲームセンターの様でもあった。
船橋の横の張り出した
ウイング
と呼ばれる、景色のいいところへ出てみるとさすがに高さがあるので景色はいいが、下を向いた瞬間“臆病風”みたいなのに吹かれて急にふくらはぎに力が入って、行ってもいいといわれても例の塔のてっぺんなんか行ける訳のない自分に気づいた。
塔以外にも様々な調査用機器や研究室なんかもあって、かなり金のかかってそうな船だったが、国民1人あたり500円程度の税金で造りましたとか言ってたので
500~600億円
かかっているようだ。
説明によると、海底下7000メートルのマントルと呼ばれる所まで掘る事が出来て
地球の歴史や地殻の生物
を調査するといっていたけど、正直先に油田でも掘り当ててガソリン値段を下げてもらってから他の調査をして欲しいと感じるのは、私だけだろうか。
画像をクリックすると大きなサイズで楽しめます。
ちきゅうオフィシャルサイトhttp://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/index.html
・・・おの・・・