
迷惑駐車のメッカのようなここ大阪でも、相当な数の民間人が緑色の制服で取り締まりに精を出している。
御堂筋も相当数駐車違反の車両が多い道路であったが、さすがにここ数日普通に路上駐車しているのを見ることはかなり少なくなった。
たまに停まっていても郵便局や大忙しで戻ってくる配送業者の車、そして今後問題になりそうな身体障害者の証票を掲げた車くらいになってきた。
最初は忙しそうにしていた駐車監視員たちも、正味の違反車両が見当たらなくなって必死で違反車両を探している様子が良く判る。
多分そういったシステムが出来ると、個別の数字が何らかの評価を受けるようで少々あせりの色を浮かべて探しているように見える。
駐車違反の摘発は4輪車に限らず2輪車にも容赦ない。
御堂筋にドーンと停められた自動二輪車が摘発を受けていた。
こうなると原付でうろうろしていた私も他人事ではなく、昼飯を食べる間何処にバイクを停めようか考えるが摘発が怖くてなかなか見つからない。
レストラン近くの会社の前が微妙なスペースが空いていたので、バイクを停めようとするとすぐさま社員らしき男が飛び出してきて、
「当社に何か御用ですか?」
ときた。
停める方も停められる方も必死な状況となっている。
工事中のビルの前にバイクを停めて昼食をとるものの、捕まるんじゃないかと気になって昼食も短時間で終えてバイクに戻って仕事についた。
本当はゆっくり食事をとってコーヒーでも飲もうと思っていたがそんな事をしたければ原付を有料駐車場に入れなければならず、そんな話は聞いたことも無く笑い話になりそうだったので入れなかった。
大阪の駐車違反は目に余るものがあるが、取り締まりもある程度悪質性を考えて行わないと府民みんなを敵に回してしまう可能性もあると思えて仕方がない。
駐車監視員が緑の天使になるか緑の悪魔になるかは、これからの取り組み方次第であろう。
・・・おの・・・
追伸:タイトルがちょっと過激だったので“御堂筋の緑の悪魔軍団”から“御堂筋の緑の軍団”に変更しました。