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中学の時,県外の学校に転校した。
関東出身者が多い中,高知弁しか喋った事のない私的にはまず言葉の壁という障害にぶつかった。
どうにか数ヶ月で標準語を使えるようになったが,最初は標準語を喋ろうとするとどうしても敬語になってしまったり,全体のイントネーションなんかはいけても,単語に方言が混じるなどなかなか苦戦を強いられた覚えがある。

そんな中,数人でジャンケンをした時,チョキを出して負けてしまった。
この時悔しさから思わず
「ピー なんか出すんじゃなかった。」
と叫んでしまった。

その瞬間クラスメイトは
「ピー?」
「ピーってなんだ?」
「ピーってなんだよ?」
と聞いてきたが,方言とは知らず
「グー ピー パー のピーだよ。」
と答えると
「えーーーーー これの事ピーって言うの?」
と大笑いされてしまった。

転校するまではスタンダードな単語だった“ピー”が方言だったとは全く知る由も無かった。

 ・・・おの・・・