
自慢は澄んだ鶏ガラスープの和風ラーメンである
伝説のむらさき醤油ラーメン
とのことで、それ以外にも自家製のしろ醤油でつくるラーメンもあり、何を注文しようか迷ったが、最近正統派の美味いラーメンは良く食べたし、この日は宴会の帰りという事で折角の繊細な味も感じる事ができないかもしれないと思い、激辛ラーメンというネットのメニュー欄にも無かったラーメンを注文してみた。
夜も9時を過ぎているというのに、梅田駅に近く地上という立地条件と有名店というせいか、8割程度の客が入っていた。
シラフならシャッター音に気を使って店内でなかなか写真を撮る勇気が出ないが、酔っているので少々豪快に撮影したら隣のお客さんの顔まで鮮明に写ってしまった。
トリミングでカットしておこう。
ほどなく激辛ラーメンなるものが目の前に置かれたが、さすが有名店だけのことはあって見た瞬間に強烈なインパクトを感じる。
中国の国旗のような真っ赤なラーメンであった。
有名店なので豪快そうに見えて意外と辛くなく、奥行きのある味わいを楽しませてくれるのかと思いながら麺を口に入れてみた。
辛い・・・
次に唐辛子に真っ赤に染まったチャーシューを口に入れてみたら、良く煮込まれたとろとろの感触のチャーシューであったが
辛い・・・
スープはどうかとレンゲで口に注いでみた。
思いっきり 辛い・・・
何の出汁だとか、縮れ麺だとか、じっくり煮込んだチャーシューとか全然関係ないくらい物凄く辛い。
有名店なのでこだわってつくった美味しいラーメンがベースにあるはずだけど、綺麗に描いた油絵をラッカースプレーで塗りつぶしたような味?であった。
私は辛いものはかなり好きで、職場にもマイ一味を持っているくらいなんだけど、これはいくらなんでも辛すぎた。
スープはめったに残さなかったけど、今回は声が出なくなりそうだったので残してしまった。
別の店のトムヤンクンラーメンのことはグルメネタの書庫で既に書いたが、あのラーメンは辛いけれど味に奥行きや広がりがあって美味さを感じられたけど、このラーメンは単純に平面的に辛い。
多分辛い物好きなお客をびっくりさせようというのが狙いだろうけど、さすがに今回は後悔してしまった。
激辛を注文したのがこっちなので文句も言えないが、普通にラーメンを味わい人にはお勧めできないメニューであった。
お店は最近できたのか綺麗で清潔感があり、オシャレな造りで落ち着いたムードもあり、若い店員も元気があってとてもいい雰囲気であった。
有名店なので普通のメニューを頼めば美味しいのだろうから、また今度出直して来てみたい。
店員に辛すぎるといって料金を渡したら、店員は
「激辛ですから・・」
といって明るい笑顔を見せた。
どうでもいいけど
「店員!お前ら食べた事あるんやろうな!!」
みたいなラーメンであった。
このお店の場所は、大阪府大阪市北区茶屋町13-3で、ラーメンの料金は550円から880円。
本店は大阪府大阪市北区梅田1-12-39新阪急ビル阪急八番街地下2階となる。
・・・おの・・・