
行ってみたい気持ちになったが、なかなかいける日がなく昨日(12日)の日曜日に雨の中、少々強引に行ってみた。
千日前通りの黒門市場付近のようだったので少し捜すと、その店は目の前に現れた。
華やかな難波にしては地味な店構えと内装であったが、店に一歩入るといきなりタイにいるかのような雰囲気に包まれた。
従業員同士はタイの言葉であろう奇妙な外国語で話をしているし、
「いらっしゃい、何しましょう。」
と話しかけてきた従業員にほとんど日本語が通じそうにない。
ブログに書かれていたとおりだったので、トムヤンクンラーメンの定食を指差して注文すると、復唱もせずに奥に入っていった。
ほどなく噂のトムヤンクンラーメンの定食が目の前に出されて、その姿は某人のブログの写真と同じで想像どおりだった。
有名な店はある程度期待に添うような味がするのだが、1人のブログだけが頼りの来店に不安と期待が入り混じる中、静かにラーメンを口に入れてみた。
辛さと酸味の強烈なタイ料理独特の味付けだが、麺にもよく絡み、味の調和も良い。
旨い
というのが正直な感想である。
日本人向けに多少アレンジして辛さを抑えているようで、よほど辛いものが苦手の人以外満足できる味に仕上がっている。
麺を食べ終えてもまだトムヤンクンスープが残っているので、これからも楽しみである。
箸をレンゲに持ち替えてスープを口に流し込んだら、麺にからんだスープよりパンチが強く、程よく焦がすような辛味があるスープがのどを通っていく。
マイルド感はあってもさすがタイ料理、鼻や額に汗がにじむ。
スープを飲み終えた時、体中に程よい汗が出て、味わいとは別の爽快感もある。
トムヤンクンラーメンについては期待通りの美味しさで、是非友人にも勧めてみようと思った。
ラーメン以外にタイ米を使って丁寧に炊き上げられたご飯も独特の味わいで美味しかったし、お好み焼のような卵焼きのようなおかずも玉ねぎがたくさん入っていて美味しかった。
他にもインドや日本のカレーとは一味違うレッドカレー丼とか、グリーンカレー丼、チキンのカレー焼きめし、カリカリ揚げ豚とバジル炒め丼とか楽しませてくれそうなメニューも多かったのでまた行ってみたい。
聞くところによれば、このお店タイ人のお客さんが多いらしいので、それが店員の日本語の能力を向上させない理由かもしれない。
癖になる味の「トムヤムラーメン定食」は確か780円だった。
場所は中央区日本橋1丁目17-23で、電話番号が06-6631-6872だけど、電話をかけても日本語はほとんど通じないのではないだろうか。
黒門市場の北側出口を出て、千日前通りを左に曲がって5メートルほどの場所である。
千日前通りの手前にも看板がでており、ここで店に入ろうとすると厨房なので、必ず千日前通りに出てから店に入るように注意が必要だ。
・・・おの・・・