
売りは“おこげラーメン”というラーメンで、ご飯のおこげに見立てた揚げご飯をラーメンの上に乗せるのが特徴のラーメンで、奇抜なパフォーマンスも話題となり1時期雑誌などにも掲載されたようだった。
早速食べに言ったが、それなりの本格的なラーメン屋で何回か通った記憶がある。
場所は地下鉄中央線大阪港駅から海遊館に向かう通りにあって、大きな赤い提灯が目印となってすぐ判る場所である。
系列店の焼き鳥屋も、普通の焼き鳥のほかにダチョウの肉も扱っており、食べなれないダチョウではあったが癖がなく調理されておりここも何回か通ったし、いい時間になれば満席となる人気店となった。
ラーメン屋にしても焼き鳥屋にしても共通して凄いところは、社員教育というか店員の接客態度である。
店に入ると店員がすっごい大きな声で
「いらっしゃいませ~」
と迎えてくれる。
爽やかさを超えて体育会系のクラブ的のりで、普通の人は少々引いてしまう。
更に従業員が女性を含めてかなりショートへやーなのも、気がつけばかなり引かされてしまう。
全員(女性も含めて)が丸坊主なのである。
今は、通った焼き鳥屋は人気があったにもかかわらず店を閉めて、ラーメン屋だけになってしまっているが、相変わらずショートヘアーの従業員が迎えてくれる。
先日久しぶりに行ったらそれまで無かったチャーシュー麺が新メニューであったので、早速食べたけど麺やスープはほぼ昔の味だったが、新メニューのチャーシューにもう1つ一体感が無かったのは残念である。
こだわりの出汁でとったスープは少々味付けが濃いのか、しみじみと胃に染み込んでいくような仕事はしてくれないが、それなりに美味しいと感じる。
きめの細かなストレート麺も、これまたそれなりには美味しい。
全体として大阪で最高の味を競い合うレベルではないけれども、味的にはそれら有名店に近いものには仕上がっているといった感じだ。
個人的には豚角ラーメンという肉が多いラーメンがお勧めだが、この店の最も気になるところに値段を徐々に上げる事があり、最高で豚角ラーメンが1100円もしたことがある。
今は900円か1000円に下げたようだけど、味に較べて値段の方が先行しているのは残念なところである。
ただ接客態度同様に気合の入った味は、センスの良さを感じるのもまた事実であり、もう少しだけ何かが変われば、大ヒットするかもしれないラーメン屋つるでした。
・・・おの・・・