
私も金メダルを取ったから荒川凄いとか言っているけど、全然フィギアスケートなんてルールや技は知らないので
イナバウアー・荒川・金メダル・女子フィギアアジア初
とかごちゃ混ぜで引き出しに入れている状態だ。
マスコミもこの技をいろいろ解説し始めたので、ウェブの情報をかき集めてまとめてみた。
イナバウアーというテクニックは、1950年代に活躍した西ドイツ(当時)のフィギュアスケーター、イナ・バウアーが開発したもので、まず1ストローク中に長い距離、長い時間を同じ姿勢を保ったまま滑るのが
「ムーブ・イン・ザ・フィールド」
と呼ばれる左端の画像のような技。
姿勢を変えても良いが、要はこがずに遊泳するかのように氷の上を流れていく状態である。
この中に、両足のつま先を外側に大きく開いたまま横に滑る
「スプレッドイーグル」
と呼ばれる真中の画像のような技もある。
ガニ股のように、つま先を左右逆の方向に向けて滑る技である。
そして、このスプレッドイーグルの足を前後に開いたのが
「イナバウアー」
となり、より立体感が生まれる。
ここまではメジャーな技なのだが、荒川はこれにエビゾリを加えたので更に優雅さや新鮮さが増して、イナバウアーと呼ぶのがもったいないくらいの新イナバウアーが誕生して話題となっている。
おなじみの右端の写真が荒川のイナバウアーで、エビゾリがなければ普通のイナバウアー。
トリノ冬季五輪でも採用されていた現行の採点方法では、この技に技術点はないがプログラムの構成点でのプラス評価については期待される部分もあると解説されている。
荒川曰く
「見よう見まねでやっていた」
とのことで、
「荒川バウアー」
とか勝手に名前を付けてしまうと最初に始めた人に怒られるかも知れない。
・・・おの・・・