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駒大苫小牧が開幕まであと20日に迫った3日、昨夏に続く不祥事でセンバツの出場を辞退した。
不祥事の内容は3年生の元野球部員が3月1日の卒業式当日に飲酒や喫煙をしたというもの。
前部長の暴力行為が発覚して6カ月余り、さらに日本高校野球連盟が出場校に綱紀粛正を呼び掛けてわずか1カ月後に繰り返された不祥事だった。

「今回のことは選手に関係はない」
と昨夏、不祥事が起きた時、こう言って香田監督は再発防止を誓った。
だが、今回の問題を起こしたのは当時、「優勝取り消し」の危機を味わった3年生部員。
その上級生が1、2年生の甲子園出場の扉を閉ざす結果となった。

日本高野連によると、「卒業するまで部員」の考え方があって、今回の不祥事は卒業式当日で卒業式は終わっており、このことに関して
「不祥事を起こしたのは、卒業生だったのに」
という同情論も出ているが、逆に今回3年生部員が起こした軽率な行動の裏には、
「部にいる間だけは、不祥事は起こさない」
との発想があったからではないかという厳しい意見もあって、結局出場辞退という結果になった。

昔から不祥事による出場辞退や取り消しといった事が起こっているが、当事者なら仕方ないけど、ここまで範囲を広げた連帯責任も一体目的が何か良く判らない。
高校野球という物を現実離れして美化しようとしているのではないかと感じる。
高校生にもなれば煙草を吸ったり酒を飲んだりする人間がいるのはある程度仕方がないことで、やってはいけないと指導しても聞く者もおれば聞かない者もいて当然だが、一部の者のとった行動で、小さい頃から続けてきた野球で甲子園出場という集大成が消えてしまうなんて理不尽そのものである。

写真はイメージで今回の不祥事とは何ら関係ありません。

 ・・・おの・・・