
綺麗な空港が出来て便利になるのは良いけど、誰の思惑か知らないが狭い関西に3つの空港が並んでしまった。
大阪と兵庫と話し合って尼崎と西淀川区の沖にでも、大きな空港を作ってしまえば1つですんだんだろうけど、そうはいかないところが3本も橋を掛けてしまった本四連絡橋と似ている。
利用客やダイヤがどのように振り分けられるかは判らないが、取り敢えず大阪駅からのアクセスを考えてみた。
大阪駅から関空に鉄路で走る場合、環状線と特急はるかを利用して45分程度の乗り換え1回の1160円という運賃で行ける。
神戸空港も同様に考えると、山陽本線新快速とポートライナーを利用して40分程度の乗換え1回プラス7分徒歩で710円の運賃で行ける。
大阪空港の場合は、最も不便に感じていたけど検索すると、阪急宝塚本線快速急行と大阪モノレールで16分程度の乗換え1回の420円で行けてしまうそうである。
大阪駅からの勝負では、1位が大阪空港で徒歩の所要時間と料金の差を五分と考えれば神戸と関空は同率2位になると思う。
それでは、三宮からならどうだろうか?
考えるまでも無く神戸空港が圧倒的に便利だ。
京都からなら新幹線を使えば、1位は大阪空港、2位が関空(60分乗換え1回)、3位が神戸空港(63分乗換え2回)となるが、特急を使えば関空直通列車はるかを持っている関空が有利になってきて2位と3位の差は大きくなる。
京都や大阪駅発なら微妙に神戸空港不利であるが、三宮や大阪駅より西の駅発なら神戸空港の有利さは飛躍的に大きくなる。
勿論大阪駅より南の駅発なら関空が有利となってくるが、関空に渡る長い橋は風の影響を受けやすく稀に電車でも通行止めになってしまう微妙な要素も持っている。
少なくても神戸の人が飛行機に乗る場合、相当数が神戸空港を利用するようになると思われるので、乗客数の大幅な減少は避けられそうも無く他の2空港にとって脅威となるだろう。
関空と神戸を結んでいた超高速船の運航が採算に合わず撤退して久しいが、今度は神戸空港と関空との間で高速船を運航するらしい。
船という気象の影響を大きく受ける多少不確実さを持っている乗物は、飛行機というダイヤどおりにシビアに運行される乗物と相性が悪い気がするが又やるというのだからどうなるのだろうか?
3000円億円も使うのだったらもっと夢のある使い方がありそうなものだ。
・・・おの・・・