
「ゆず庵」
というお店が右側に見えてくる。
私が初めてこの店に行ったのは10年以上前だった記憶がある。
ここの経営者にはあったことが無いが、料理のセンスの良さと奇抜な発想の調和と言ったところが店に生かされているように感じる。
一見普通のお店なのだが、中に入ろうとすると物凄いアメ車がドーンと置いてある。
凄いなぁと思いながら店内に入ると車やら昔のゲームやらバイクやら果ては坂本竜馬の普通の大きさの像の横に大きな鯨の像?がある。
広い店内の席に座って周囲を見回すと、照明の形が1個1個全部違うのに驚く間もなく無造作に天井に貼り付けられた昔の1万円札に驚かされる。
アジアンテイストのようなインテリアがあったかと思えば、思いっきり高知みたいな部分があったりアメリカンな部分があったり、でたらめのように見える店内が最高のセンスで絶妙に仕上がっている。
でたらめではなく計算され尽くした奇抜さのように調和しているのが本当に不思議な感じだ。
レストランと言うよりテーマパーク的要素を感じられるのも嬉しい。
奇抜なお店は味がどうだかという不安は誰もが感じるだろうが、この店の名物であるオムライスは休日なら1日1,000食出る事も珍しくないとの事でオムライスを注文してみた。
このお店の料理はメニューで見ると2割か3割ほど一般的なファミレスなどに較べて高いと感じるが、食べてしまえば値段が高い事に美味しい事が勝ってしまっているので、料金を支払う時の割高感は感じられない。
オムライスに生ハムサラダと味噌汁がついて
1050円
で、多くのメニューで1000円を超えるが、満足のいく味と量のおかげで高いと感じる事は少ない。
経営者の悪戯心はメニューにもハッキリ現れており、中身は時々変わるものの何故か新聞に貼り付けられている今回のメニュー的特種はパフェであった。
アンドロメダパフェ12万円
1000人前1盛と書いてある。
1人あたりにすれば120円と缶ジュース並に安いけど、絶対1000人は入れない店内でこれを注文する人はいないだろう。
大阪中心のグルメネタという書庫なので少しカテ違いにも感じるが、高知に行く機会があったら1度行ってみると面白いと思う。
テレビでも取り上げられたので、高知的にはかなり有名な店なのだけど念のためブログにアップしてみた。
・・・おの・・・