
貴重な休息時間をさいて買出しに行って作り始め、午後6時頃には事務所中おでんの香りが漂う良い感じになってきた。
仕事が終わったので会議室におでんを持ち込んで、もらいもののお酒などを準備して、同僚らとおでんを肴に酒を酌み交わした。
店に呑みに行くのと違って、自前の肴にもらい物の酒でかなり安い会費で数時間呑むことが出来た。
宴は3時間ほどでお開きにしたが、格安のお値段で結構酔ってしまった。
次の日の朝、ふっと目覚めると見慣れない蛍光灯が目に飛び込んできた。
一体ここは何処だろうと考えると、事務所の談話室である事に気づいた。
たった3畳ほどではあるが、うちの会社は談話室が4部屋もある。
おでんと酒ですっかり気分が良くなった私は、お開きにした後、事務所でそのまま眠ってしまったようであった。
目覚めると寒い冬だと言うのに、布団もかけずワイシャツ姿で眠っていた。
寝過ごす事は無かったので、朝風呂にも入り歯も磨いて、事務所に出勤したかのように
「おはようございます」
と言いながら顔を出した。
ハッタリで昨日1日元気なふりはしていたが、寝ている間のあまりの寒さに体力を消耗したのだろうか物凄い疲労感一杯の1日となった。
飲みすぎには注意しましょうみたいな経験となった。
・・・おの・・・