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昨日(14日)は休みなので退屈していたら消防車のサイレンが聞こえてきた。
火事かと思いながら、消防車の行く方に向かうと程なく現場に着いてしまった。

紛れも無く火事である。
燃えているのは木造の文化住宅みたいなアパートで、火の回りも早そうだったけど消防署の近くの火災だったので、消防車や消防士も続々集まってきて間もなく火の勢いは弱くなった。
大阪の住宅密集地での火災で、割と早い時間で制圧されたように見えた割には、となりのアパートみたいなところからも大量の煙が吐き出されて、延焼しているようだった。

現場近くに置かれた怪我人用ストレッチャーも使われることなく雨に打たれていたので、たぶん怪我人は出ていないようだった。

火事の現場はこれまでも何回か見たが、大阪市の火事の割には野次馬も少なく消火活動に全く障害となるような事はなかった。
以前見た火災は、あっという間に人だかりが出来てしまって、野次馬を必死で後退させようとする警察官や消防士達がいた。
ある時は、火事見たさに近くの線路の敷地内に野次馬が入り始め、1人が入ると人間不思議なもので続いてどんどん人が入る。
危なくないのかなぁと思っていると、野次馬が入った線路は環状線であり交通量の多い線路で火事よりも危険な状況となったが、消防士や駆けつけたJRの職員らしき人の指導でどうにか人身事故は免れた。
しかし、環状線の線路内に子供を含む多くの野次馬が入ったと言う事は事実であり、今考えると恐ろしい事である。

昨日の火事の現場に行く途中、走って現場付近に向かう1組の女の人と子供とすれ違った。
その目は、野次馬等無関係の人の持つ好奇心的目ではなく、大きな不安の目をしていた。
結局その人がどのように関係があったのか判らないが、数世帯に被害を出す火事が起こってしまったのだから火元の人にしてみれば、燃えた我が家は元より延焼させた隣家に対する思いもあって、最悪の年になったのではないだろうか。
犠牲者の出ていないことを心よりお祈りします。

・・・おの・・・