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12月24日東京・代々木第1体育館において、日本フィギュア史上、前代未聞の大失態が起きた。

トリノ五輪代表の1枠をかけた男子フリーで、技術役員の判定ミスが発覚し、織田信成の省くべきジャンプの得点(7・40点分)が間違って加算されてしまい、そのまま「織田優勝」で表彰式も行われた。

しかし、誤りに気付いた日本スケート連盟が、表彰式の約1時間後に連盟の人為的な失態により、高橋大輔の逆転優勝が決まったと発表した。

優勝会見のために織田を待っていたミックスゾーンで、日本スケート連盟のスタッフが慌ただしく動き回わり、
「採点ミスがあったらしい」
と小野長久大会競技委員長が報道陣に話し、前代未聞の騒動が幕を開けた。

会場は、午前0時を回ってもドタバタ劇が収まらず、小野同委員長は会見を開き
「大変に遺憾で心からおわびしたい。
織田選手にも、高橋選手にも申し訳ないことをした」
と謝罪した。

しかし全日本優勝、さらに4年に1度の五輪代表がかかる大事な試合での連盟のミスは、選手の人生を左右しかねず、連盟は大きな責任が問われることになる。
今日25日に、女子の表彰式の後に3人そろえた男子の表彰を再度、準備しているが、後味の悪さはぬぐい切れない。

表彰式が終わっていよいよ記者会見という時になって、採点ミスで1位と2位が入れ替わりというのは、どちらの選手にしても精神的なダメージは計り知れない。
金メダルを手にした織田選手の笑顔は幻となり、繰上げ優勝となった高橋選手を待っていたのは独りぼっちの表彰台であった。

若い織田選手にとっては最悪のイブとなってしまった。

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