
出来るか出来ないかが大きく評価される時期となるのは自分の会社だけではないので、社会全体が厳しい季節となる。
食欲の秋とか恋の秋なんて秋の哀愁を感じていれば敗者となる資本主義論理だ。
とか言いながら、木曜だというのにその戦いを前にして、ほんの少しビバークしてみる事にした。
休みを取ったものの、何処に行こうかと考えて淀川に行く事にしてみた。
東京だったら荒川で、中国だったら長江で、韓国だったら漢河にあたるのだろうか、大阪には淀川という癒し系の河が流れていて、北部大阪に住むものにとってシンボル的な川である。
土手に出て川原を歩くと、数年ぶりなせいかこんなところにまで住み着いているルンペンがメルヘンチックにムードを盛り上げてくれる。
革靴のままだったが土手を下り川辺まで降りてみた。
淀川、澱む川の名前のように全てを洗い流すような荒々しい水の流れではなく、ゆったりと湖のように水が流れていく。
思い切って線路の真下に入ってみた。
何か抵抗があるので考えてみると、昔の汽車は用便の後すぐに列車から排出されるので鉄橋の下には入ってはいけないと昔言われたような事に気付いた。
今時直ぐに排出していたら社会問題になるだろうと思って、安心して鉄橋下の土手に座った。
少々ベン君の襲来の恐怖感はあったが、ベン君は全くその姿を見せず、鉄橋下は快適な癒しの空間となった。
大きな音を立てて通り過ぎる電車だが、その大きな音も心地良い。
時間が止っているようにも感じる。
数十分の滞在だったが、活力が沸いてきた。
さぁ ラスト2ヶ月完全燃焼で日本の資本主義を支えるぞ! みたいな空元気が出てきた。
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