高校内はともかく別の高校の人間なども交えてマージャンに明け暮れた毎日であった。
私も仲間もマージャンには目が無く、メンバーが集まりさえすれば最優先でマージャンをやった。
そのお陰で、高校を卒業する時は出席日数はアイドル並にぎりぎりだったし、畳に長時間座っていた事が原因の腰痛は一生傷となった。
毎日マージャンに明け暮れる中、欲しくなったのが全自動麻雀卓である。
穴に落とせば積み込むのは機械任せだし、記憶力のいい奴が牌を積みながら覚えてしまうのも防げる。
マージャンをやったことのある人間なら、１つおきに旨い事牌を並べておいて自分がその牌を引けなければポンなんかして無理やり自分の牌にして有利に勝負を運べるのだが、それも防げ非常に公平な牌の並びとなる。
更にスピードも速く、同じ時間で多くのゲームを楽しめるとあって欲しかったけど、数十万円の値段にとうとう買うことは無く時は流れていった。
3年程前に何を考えたか、親父が手に入れたので早速やってみたら、なんと快適・快速な事か！
本当にゲームが早く進む。
パイを入れてボタンを押せばパイは並ぶしさいころは振られている。
3割くらい時間短縮できるようだった。
しかし、マージャンブームも今は完全に下火で、7年か8年くらい前まではそれなりに良くやっていたけど、今では自分はおろかやっている人を見かけることも無くなった。
長時間3人とか4人を拘束しつづけ、誰かが止めたいと思ってもすぐに止められないゲームなので、時代に合わなくなってきたのだと思う。
しかし、ゲームと違って相手の挙動や癖なんかにも注意を払う必要があって、負けてきても熱くなってしまったら傷口を大きくするだけなので、いろんな駆け引きがあって、本当に面白かったよなマージャンは！
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