
「大阪で一番旨いカレーが食べたい。」
と言われれば多くの人が思い浮かべるのが自由軒ではないだろうか。
お店のホームページによれば、明治43年大阪初の西洋料理店としてオープンしたと書かれている。
自由軒という名前がこの店の直接の系列店以外で使われていることなどを危惧する説明もあった。
仕事で本町のセンタービルへ行ったとき、昼食を取ろうと店を物色していると、自由軒というカレーを出すお店を見つけた。
このお店は正確にはせんば自由軒というらしく、今日取り上げた難波にある自由軒とは系列の違うお店らしい。
なんでも2代目店主が昭和45年に、大阪・本町の船場センタービルの中のみで出店を許可した事に端を発して同じような店が同じような名前で出ているらしい。
難波の自由軒は旅のガイドブックやグルメ雑誌などに常に取り上げられる有名店で、昼の時間などお客さんはずいぶん多い。
店に入ると狭い店内で店員さんが有名店らしいプライドを持って接してくる。
「2名さんですか、そこのテーブルに横に並んで掛けてください。」
なんで横なのか良く判らないけど有無を言わせない迫力である。
人気の名物カレーを注文する。
しばらくして目の前に出された名物カレーは、中々の味でそれなりの満足感を与えてくれる。
所詮カレーなので過度に期待するのは無理もあるが、そこそこから充分くらいまでの幅を持った満足感を与えてくれる。
ただ店が狭く客が多いので当然1人あたりのスペースは相当狭くなって、“せわしない”感じもするが有名店なので仕方がないのだろう。
その点、船場自由軒はゆったりとした造りで味も同レベルなので私的には船場自由軒の方が総合的には味わって食べられる分好きである。
所謂本家の自由軒は難波本店の他、天保山店と北花田ダイヤモンドシティプラウ店の合計3店舗のみらしい。
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